うつと闘おう|医療機関にはいろいろな種類がある

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うつ病の症状

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うつ病を発症する人は年々増加傾向にあり、ある調査では10人に1人が発症しているともいわれています。一昔前は偏見の対象でしたが、現在ではそんなことはなく、むしろ大きな社会問題の一つとして政府も解決策を考えるようにしています。数年前から一定規模以上の会社でストレスチェックが義務付けられましたが、ストレスチェックの狙いはいち早く会社内でうつ状態にある人を見つけることにあります。うつ病にはいくつかの特徴的な症状があるため、自分自身でチェックすることもできます。うつ病の最も代表的な症状とされているのが抑うつ状態が継続することです。私たちは普段生活していて楽しいことや良い事ばかりが起こるわけではありません。時には思いもよらないトラブルや不幸が突然襲ってくることがあります・そんな時は誰でも気分が落ち込むものです。しかし普通は一定期間が過ぎればある程度気持ちが楽になる、普段通りの生活を過ごすことが出来ます。ところがうつ病を発症した人は気分が落ち込んでいる状態がなかなか回復しません。少し気分が回復しても普通の人がなんとも思わないような事で再び気分が落ち込みます。医学的には気分が落ち込んでいる状態が二週間以上継続している場合にうつ病を疑います。そして気分が落ち込むと同時に周りの事に対して一切関心を示さなくなります。今まで時間を忘れてのめり込んでいた趣味や好きな事に対しても全く興味を示さなくなるのです。身体的にも症状があらわれます。代表的なのが睡眠障害です。頭が常に休まらない状態でネガティブな事を考えているので、なかなか眠れなかったり、ようやく眠ったとしても短い時間で目が覚めたり夜中に何度も起きたりします。睡眠不足によって体の疲れが取れなくなることもあって動くのがおっくうになり、今まで普通にできていたことが出来なくなります。毎日通わなくてはいけない学校や会社に通えなくなるのもうつ病の人に良く見られる症状の一つです。そして味覚や食事にも変化が訪れます。精神的に疲れ切っているからか、まったくお腹が減らないため食事が喉を通らなくなったり、食べても食べ物の味をほとんど感じなくなります。その他にも特徴的な症状がありますが、これらの特徴に当てはまり、なおかつ長期的に続いている場合はうつ病を始めとした精神的な疾患を発症している可能性が高いです。精神的な疾患の治療は時間がかかりますが、早く見つかれば見つかるほど治療の時間が短くなるのは他の病気と全く一緒です。気になる人は話を聞いてもらうという軽い気持ちで構わないので、一度病院を受診してみましょう。