うつ病は仕事や日々のストレスが原因で起こる病気です。学習意欲の低下、日常生活を円滑におくることが困難になるほど強い不安が常に付きまとったり、夜眠れないなどの睡眠障害を起こしたり、ひどい時には自殺願望を起こしてしまうとても怖い病気です。神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンなどが不足することがうつ病を引き起こすといわれています。一言でうつ病と言ってもストレスを強く受け続けたことが原因で発症する気分障害、大勢の前で粗相をしたりしないか、家の鍵が閉まっているか何度も確認しないと不安でいられないなど、日常生活に円滑におくることが出来ず、異常に不安を感じてしまう不安障害など様々な種類があります。気分障害にはうつ病、双極性障害、気分変調障害があり、一日中身体がだるく動けない状態になってしまうなどの症状があります。他にも自分は駄目な人間だと必要以上に罪悪感を感じて辛くなる、だるくて動けないと思った次の日には異常な高揚感で意図しない行動を起こしてしまい、家族や周りに多大な迷惑をかけてしまうといった、たとえ病気がよくなったとしても、病気が原因で起こしてしまった行動で後から復職が難しくなってしまったりするケースも多いのです。うつ病は仕事も家事も完璧にこなしたいと思う真面目で几帳面な人がかかりやすいと言われています。罪悪感を必要以上に抱いてしまい、自分だけが悪いと攻め続けてしまい、病気を悪化させてしまうのです。うつ病とともに引き起こされることが多い睡眠障害は夜眠れずにお昼に寝てしまうなど昼夜逆転を起こし、改善するのに必要な十分な睡眠、休養を行うのを妨げてしまいます。特に不眠の症状が強く出てしまうと集中力が低下したり、四六時中イライラしてしまうなど病気の進行を進めてしまいます。うつ病を治すためにはまず病気のため乱れた生活リズムをきちんと整えることが重要です。新しいうつ病の種類として自分の好きなことだけはやれるが仕事の時や自分の嫌いなことの時は具合が悪くなるメランコリー型という病気も増えています。周りからは遊んでいる、わがままだと思われがちになりますが、本人にはつらい症状が起きているのでなぜ理解してくれないんだ、とますます症状が酷くなっていきます。本人からの話をきちんと聞いて、薬を飲んで症状を改善させるのがよいでしょう。うつ病には様々な種類があり、それぞれの症状に適した薬があります。一概にこれだと決めつけずに医師に相談してから病気を治しましょう。