うつと闘おう|医療機関にはいろいろな種類がある

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うつかも?と思ったら

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代表的な症状と対処法

うつ病は今や誰がかかってもおかしくない病気です。特に最近では若年層のうつ病患者が急激に増加しています。かつては中高年男性によく見られた病気が10代・20代の子供たちにも広がっているのです。うつ病の症状や対策などを知り、いざという時に適切に対処することができるようにしましょう。うつ病の代表的な症状に「抑うつ」があります。気分が暗く落ち込み、何に対してもやる気が起きない、どこかへ消えてしまいたいなどの症状です。うつ病と聞くと多くの方が思い浮かべる症状がこれであることでしょう。自責の念が強まり、自傷行為に走る患者も少なくありません。他にも、食欲不振や味覚の喪失があります。また併発しやすい病気として、不眠症を挙げることができます。ですが、すべてのうつ病患者がこのような症状を訴えるわけではありません。中には全く逆の症状が発生する患者もいます。たとえば、食欲増進や過眠症などです。さらに他者を激しく攻撃する言動をとるなど、攻撃性が増すこともあります。仕事や学校など、あまり好きではない事柄を考えただけで体調を崩す患者が多くみられますが、休日になるとそれが嘘のように回復します。好きなことに対しては普段と何ら変わらない行動をとることができるなど、矛盾した行動が見られます。そのため、他者からするとただのわがままであると判断されてしまうことが多く、治療の開始が遅れてしまうケースが見られます。このように素人目には判断が難しいため、不審な言動が見られる場合には直ちに医師の判断を仰ぐことをお勧めします。心療内科や精神科で処方される薬に対して抵抗を感じる方も少なくないことでしょう。ですが近年のうつ病治療は精神療法を中心としたものを採用することもあり、また薬も副作用や依存性が低いものが用いられます。体への負担を心配する必要はほとんどないと言ってよいでしょう。その他にも治療を受ける前に準備しておいたほうが良いものもあります。まずは日記です。日々の行動を記録しておくことで、異常な言動が出始めた時期や症状の進行具合などが一目でわかるためです。自分が確認することができるほか、医師に見せることでよりスムーズに治療計画を立てることができるようになります。数行程度の簡単なもので構いません、毎日記録を付けましょう。もう一つ行っておきたいのが自己診断です。無料で行うことができるうつ病チェックシートというものがあります。これも自己管理の一環として習慣づけておくことをお勧めします。